エコロジー事業 有機物熱分解処理装置(RETEC) 有機物熱分解処理装置(RETEC)は従来の焼却炉のゴミ処理機とは全く異なったシステムの有機物処理機です。本機は、分離処理及び分別手間を削減する為、環境にも優しく、どこでも設置可能な有機廃棄物処理装置として開発されました。 焼却ではないため、有機物廃棄物の処理に化石燃料等は一切かかりません。 またダイオキシン等の排出もきわめて抑制され、地球環境の保護にも大きく貢献します。処理物としては、鉄・陶器・貝殻・ガラス・銀紙・ガラス繊維等以外の有機物はほとんどを処理いたします。 高性能熱分解減容処理装置 RETEC-X の特徴 【無燃料稼働】 あらゆる有機物(生ごみ、プラスチック類、木材、ダンボール等の燃える 物)をセラミック灰に処理する装置です。焼却炉等の燃焼処理装置ではな く、石油化学製品を投入しても黒煙(公害)も出ず、ガス処理も同時に行 いますので環境問題も解決します。 【セラミック灰へリサイクル】 処理された有機物は、処理物質により農業用肥料・断熱材などへ再利用が 可能です。 (混入された金属類等の非処理物はそのままの状態で排出されます) 【低ランニングコスト 約2万円/月 (ガス・電気・水道代)】 装置立ち上げ時にプロパンガスによる加熱が必要です。その後燃料は必要ありません。処理中は調整バルブ一箇所のみで調整でき、連続運転が可能 です。 【大気汚染抑制】 排出ガス中のダイオキシン類濃度・窒素酸化物濃度等も、環境基準以下が立証されており環境保全にも役立ちます。また排ガスは低温で無害、ほぼ無臭で CO2 も削減。 処理できるもの・できないもの ほとんどの有機廃棄物が分別せずにまとめて処理可能です 〇 処理できるもの 水分率 40%未満の有機物 石油製品 :プラスチック・発泡スチロール・ビニール・トレイ等 水産・漁業廃棄物 :魚・魚網等(骨を除く) 畜産廃棄物 :馬糞・牛糞・畜舎のわら等 樹木等 : 庭木・木片・おがくず等 紙類 :雑誌・カタログ・ダンボール・電話帳等 医療廃棄物 : 紙オムツ・ペットシーツ等 古畳 × 処理できないもの 水分率 40%以上の有機物(条件調整で 100%可能) 金属類 ガラス・陶器・磁器 石材・石膏ボード アスベスト・コンクリート等の建築廃材 汚泥・砂礫 ※社会通念上処理してはいけないものや、揮発性・爆 発性のものも処理できません。 RETEC-Xと焼却炉の比較 硝煙方式焼却炉 RETEC(熱分解処理装置) 燃 料 化石燃料 不要 炉内温度 800℃以上 350℃以下 燃焼方式 火災燃焼 低温熱分解(自燃) 炉内温度 焼却灰 セラミック灰(肥料等) 公 害 ダイオキシンなど発生 極微小 投入物について RETEC-X は低温熱による分解ですので投入し た物質間の空間が大きいと熱が伝わりにくくな ります。そのため大きい素材はシュレッダーに よる粉砕後投入することを推奨しております。 生成物について RETEC(有機物熱分解処理装置)を稼働する上で重要な副産物として、セラミック灰が生成されますが、建築資材に混合して使用したり、植物の育成促進剤として使用したりと、その有効性も注目されており、まだまだ未開拓の分野ですので、これからもっと有効な活用法が見出される可能性があります。 RETEC-Xの導入対象 建設業・解体業 ※現場へ装置を移動:木質材、シュレッダーダスト、タイヤ、FRP、ワイヤーハーネス、基盤など 学校・企業・公共施設:機密書類、ダンボールなど 病院・介護施設: 医療系廃棄物、紙オムツ、ガーゼなど 食品加工業: 食品残渣、残飯など 工業: ビニール、プラスチック、化学繊維など 農業・畜産業・林業:もみ殻、稲、麦わら、木質材、畜産排泄物など 仕様